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暴れ犬マール

アトランティックカナダ5

5日目

この日は快晴。今日も島の中心部を回ります。朝一番に昨日天気が悪くやめておいたGreen Gables の観光を済ませてから中央の東側へ。すでにお昼近かったのでまずはランチ。
州立公園内にあるRichard'sというセルフサービスのシーフードカフェにて。
ホタテのフライとあさりの蒸し物を頼んであさりの方が大失敗。あさりはソフトシェルの楕円型の方で育ち過ぎて大きく身も固いし、じゃりじゃり砂もありました。ホタテのフライがすごく美味しかったからそれだけにすればよかった・・・。
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ウィリアム王子夫妻が結婚後の最初の訪問地にカナダを選び滞在したプリンスエドワード島の高級ホテル Dalvay By The Seaを外から眺める。
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その後はGreen Gablesに戻って絵葉書を投函したりあちこち見てまわるうちにまたお腹がすいてくる。B&Bの比較的近くにあるIsland Favoriteというロブスターロール専門店へ。
PEIでの初ロブスターです。
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一つ1500円くらいするからどんな大きいのが出てくるかと思ったらこのサイズ。
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胃袋がすっかりカナダ人並みになっている私には足りるわけがない。4種類の味付けがあったので次はシンプルに溶かしバターのみを注文。
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すると家族連れの地元客がぼそっとお店のお姉さんに「Second?」と「あいつは二つ目を食べているのか?」と聞いたのを聞き逃さず、聞かれてもないのに「美味しいから二つ目だよ」と答えておきました。
写真のとおりロブスターの身がごろごろ入って新鮮で美味しかったです。

その後はアイスクリームまで食べて、B&Bで一休みした後、国立公園内のビーチへ夕焼けを見に行きました。美しく幻想的な夕焼けをのんびりと鑑賞。
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# by gratulerer | 2015-08-01 04:03 | 旅日記

アトランティックカナダ4

4日目

プリンスエドワードアイランド(PEI)はイースト、セントラル、ノースと大きく三つに分けられそれぞれドライブルートの地図があります。
4日目は雨予報で終日曇りと小雨のため、遠出や景色を楽しむことはせずどっぷり「赤毛のアン」観光にしました。Green Gables には天気の良い別の日に訪れましたがここにまとめて写真を載せます。

赤毛のアンというよりは著者のルーシー・モード・モンゴメリゆかりの建物や土地を訪れるといった方が正しいです。
孤児のアンが引き取られたGreen Gables House (緑の切妻屋根の家)はモンゴメリの親戚のお家がモデルになり、そのGreen Gables Houseは当時のまま保存されています。
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Green Gables Houseの中では親戚の方が100年前に使っていた本物の道具からレプリカまで展示され本の通りの赤毛のアンの世界が再現されています。
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この親戚の家の裏にある木が生い茂った道をモンゴメリは「恋人の小径」や「お化けの森」と名づけそのアイデアを本の中でも使っています。
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またその周辺には現在もモンゴメリの親戚が住んでおり、モンゴメリが母を幼くしてなくした後、引き取られた母方の祖父母の家の跡地も残されています。その横には本屋があり、モンゴメリが使ったタイプライターなどを保管。またすぐ近くに郵便局がありここでは手紙を投函すると赤毛のアンの消印を押してもらえます。
郵便局の中にはモンゴメリに関する展示物も。というのも祖父母が郵便局を経営しておりそこでモンゴメリはお手伝いをしながら自分の原稿をせっせと出版社に送っていたそう。自分で送ることで誰にも小説を投稿していることを知られずに済んだそうです。
実際、後に爆発的に売れた「赤毛のアン」も出版社へ何度も投稿するも書籍化されることはなく、何度目の正直か忘れましたがボストンかどこかアメリカの出版社に送り最終的に書籍化に漕ぎ着けました。

Green Gablesから20分くらい車を走らせるとモンゴメリの生家があります。
お父さんは今で言うコンビニを経営しており、そこで生まれたけれど2歳になる前に母親が結核で亡くなり、父の元は離れ上記の祖父母のところへもらわれていきました。父親はその後再婚し、カナダ中部の州へと移ります。
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さらに10分ほど走らせると今後はまた別の親戚の家が残されておりここは現在博物館として使われています。
ちょうどこの博物館の前に赤毛のアンにも出てくる「輝く湖水(Shinning water)」が。
この親戚のおうちでモンゴメリは結婚式を36歳で挙げました。
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上記のモンゴメリの生家にはモンゴメリの子孫に当たる女性がガイドとして常駐し、その方によるとモンゴメリは牧師さんと出会って結婚を決めたけれど牧師さんはトロントに戻らなければならずそれを年老いた祖母には言えず、祖母の死後結婚したためこの時代に晩婚となりました。結婚後はすぐにトロントに移り、晩婚ながら3人の男の子も出産。一人は幼くしてなくなったけれど残りの2人は医師と弁護士に。

と、まあ著者ルーシー・モンゴメリの一生は語れるくらいの知識がつきました。
ガイド(みなモンゴメリの親戚の方)によると「よく赤毛のアンをルーシー・モンゴメリ本人だと勘違いしている人も多いけれどあくまでアンはモンゴメリの作った架空の人物。でもモンゴメリ自身の経験が存分に本の中に反映されている」とのこと。
私もアンは架空の存在だとわかっていても観光すればするほど、モンゴメリの人生や生活と本の中の出来事が重なることが多くアンの話なのかモンゴメリの話なのかわからなくなってきました。

気づいたら作家の一生を知る観光になりましたがすごく興味深くて楽しかったです。

そして一番気になったのが次々に現れるモンゴメリの親戚達。
それぞれが自分のおばあさんやおじいさんの家だったところを改築して「モンゴメリゆかりの地」として観光地化しています。最後の方はなんだかお金のにおいしかしなくなってきました。

プリンスエドワード島は観光がメイン産業ですから州をあげてモンゴメリに関するものを守っていこうとしているので一概に親戚や子孫達だけで金儲けに躍起になっているわけではありませんが親戚同士でいろいろあるんだろうなと想像がつきます。

この日、食事ですがディナーはNorth Rustico の Blue Mussel Cafeへ。
お店の名前にもなっているムール貝の蒸したものがすごく美味しかったです。バケツ一杯ペロリと食べました。Fish and Chipsもよくある分厚い衣がついて揚げ物ではなく日本のムニエルに近い感じで薄いころもをつけて焼いてありました。こちらもタラの特大切り身が二つやってきましたが完食。島の名産のひとつ、じゃがいもも美味しかった!
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美味しい食事の後はお店のワンコ クーパー(15歳)と楽しいひと時。
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# by gratulerer | 2015-07-31 02:12 | 旅日記

アトランティックカナダ3

2日目からだいぶ間が空きましたがそれでは3日目

今日はノバスコシアからプリンスエドワード島(PEI)に移る日。ハリファクスとシャーロットタウンを結ぶシャトルバスを予約。6時半に迎えに来るとB&Bのオーナーに話したら6時に簡単な朝食を用意してくれた。

手作りのグラノーラとミルク、トーストにバターと庭で採れた桃のジャム、オレンジジュースとコーヒー。バスが遅れて来たので待つ間、ピーナッツで餌付けしたブルージェイ(キレイな鳥)が裏庭にやってくるのを待つ。

ガラス戸を挟んでだけどすごい至近距離でブルージェイを見られて満足。
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バスというよりバンは合計7人の女性を拾ってプリンスエドワード島へ。私以外はみな地元の人でした。ノバスコシア側ではホテルや家まで迎えに来てくれるし、直通なので他の大きなバスよりずっと早い。PEI Express Shuttleおすすめ。

お昼前にはシャーロットタウンに着き、レンタカーを4日間借りる。

この日から3泊赤毛のアンの舞台となった街のB&Bを予約していたけれどまっすぐ宿には向わず逆方向の東南へ。灯台とシーフードめぐり。

島で一番古いポイントプリム灯台。その横にあるChowder Houseで島での1食目。アサリとチョリソーの蒸したもの。アサリは私達のよく知るタイプともう一つのソフトシェルの細長いのがあり、二種類を混ぜて作ってもらった。
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次はノバスコシアからのフェリーの港Wood Islandへ移動しロブスターをがっつり食べる予定がまだこの夏はオープンしてなかった!

気を取り直し次の灯台Cape Bearへ。ここはタイタニック号からの救助信号を最初にキャッチした灯台らしい。岬に建つ灯台は崖の侵食が進んでいるためこの春に内陸に引っ越ししたばかりそのせいか「なんでこんなところ?」
と思うところにぽいっと置いてある感じでした。

次の灯台へ向かう途中、Brehaut's Restaurantでフィッシュアンドチップスをテイクアウト。ロブスターロールが食べたかったけれど今日は漁師が持ってこなかったとのこと。

つづいてPanmura灯台。上まではしごのような急な階段を上ると素晴らしい景色が。
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ここから100km離れたB&Bまで一気に島を縦断。

宿泊はKindred Spirit Inn B&B ここはかなり規模が大きなBed and Breakfast。メインの建物に10室ほどあり、さらにコテージが周囲に点在しています。朝食は各部屋からコテージから集まってくるので大混雑。さらに夜8時に水曜日以外はお茶とお菓子が振る舞われ宿泊客同士でおしゃべりする時間が設けられています。どこのレストランが美味しいとかこう回ると効率が良いとかいろいろ情報交換ができました。



# by gratulerer | 2015-07-19 19:50 | 旅日記

アトランティックカナダ2

2日目。
B&Bの楽しみの一つ、朝食。かなりのおじいちゃん、ボブが作ってロザーナはサーブしながらひたすらおしゃべり。もう一組のお客はプリンスエドワード島から来た若いカップル。彼らは去年までB&Bを経営していたので日本人観光客もたくさん知っている。赤毛のアンの一番熱かったファンは年齢はわからないけど毎日自前のアンのコスチュームを来て観光にまわった女性。赤毛三つ編みのかつらまでかぶっていたから聞きそこねた。

朝食の写真はないので内容だけ。
フルーツ、手作りキャロットケーキ、リンゴとスイスチーズのクレープ、メープルシロップとルバーブジャム添え。ケーキは小さなクグロフ型でゲスト一人に一つ振る舞われるのでもちろん食べ切れない。残った分はお持ち帰り。

朝食後、Lunenburgを経ち、Halifaxを通り過ぎてサーファーのメッカLawrencetown beachへ。もちろんサーフィンはしない。ここは同僚の友人でHalifax在住の方からのおすすめ。曇っていたのでちょっと残念。

Halifaxの中心部でレンタカーを返却し、今夜の宿へ荷物を置きに行く。湾の対岸のDartmouth のBlockhouse hill B&Bに滞在。不在だといけないのでフェリーでDartmouth側に渡る前に宿に電話を入れたらフェリーの降り場まで迎えに来てくれていた。フレッドさん、いい人。荷物を置いてまたフェリーでHalifax側に戻る。

Maritime Museum, Citadelを観光。Maritime Museumではタイタニック号に関する展示が見られる。タイタニック号が沈没した場所から一番に近い大きな港ということで当時、主に救助に向かったのがこの港だそう。一等船室、二等船室についでSingle women用三等船室なるものがあったことを知る。船尾の底の方のよく揺れるひどい場所にあったらしい。

もう一つの展示は1917年のHalifaxでの大爆発。湾で二隻の船が衝突。衝突は軽微だったもののその火花でトルエンや大量の火薬を積んでいた側の船に引火し、燃えながらHalifaxの港に漂着した頃、大爆発。当時の再現ビデオのよると引火性物質を積んでいたのはフランスの船。ぶつかって火花を見た瞬間、消火もせず慌ててボートに乗り移り対岸のDartmouth側に逃げた。港の付近に居た赤ちゃんを抱く女性に丘の方へ逃げるように言ったがフランス語なので通じず。そこで赤ちゃんを引ったくって丘へ駆け上がると当然女性も赤ちゃんを盗られたと思い追いかけるように丘へ。そのおかげでこの親子は爆風やその後の爆発の衝撃による津波の被害も免れたそう。

このことからわかるように何が積載されていたか知っているクルーはみな逃げてしまった。船頭を失った船は燃えながら岸に流れつき、見物や救助に駆けつけた人達はその後の爆発で一瞬で亡くなってしまった。
船長が身を挺して船を湾の外へ出すように操縦していればここまでの被害にはならなかっただろう。

なんか去年かおととしに起きた我先に船から逃げた船長の話を思い出したわ。

観光後はグルメタイム。
Five fishermen restaurantでシーフードチャウダー。ロブスター、ムール貝、たら、ホタテなどシーフードごろごろですごく美味しかった。
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次は同僚ポーラおすすめのバー、Split crow。Halifaxで一番古いバーらしい。入った瞬間、いやーな予感。まあ話のタネにビール一杯と地元のクラフトビールを注文。あとディーププライドピクルスも。
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ピクルスあと一本のところで奥に座っていた客が去った途端、奥からマウスがこんにちは。速攻で店を出ました。
注文したものが揚げ物で良かった。食べ物屋でマウスがうろついてるのを見るなんて人生初かも。

その後、またフェリーでDartmoth側へ戻って就寝。



# by gratulerer | 2015-06-17 18:02 | 旅日記

アトランティックカナダ1

一週間のお休みを利用して東部カナダへ。
やはり赤毛のアンは見ておかないと。そしてシーフードを堪能し、ついでにノバスコシア州観光も追加。

以前同僚の旦那さんに「一食も無駄にしない人だね」と言われたように特に旅先での食事には力が入ります。まずいものを食べて旅行中の貴重な一食を無駄にしたくないため旅行のリサーチのほとんどの時間を食に費やします。と同時にリーズナブルな宿を探すのも大好き。高くて素敵なところ、安くてしょぼいところを探すのは簡単。私はお手頃価格の良い宿選びにも真剣です。

一日目
朝3時にタクシーで最寄りのバスターミナルまで。
バスで6:30トロント着。
お気に入りのポーターエアラインでハリファクスへ。13時頃着。
レンタカーを借りPeggy's coveの灯台を観光し、ユネスコ世界遺産指定の街、Lunenburgへ。
一日目の宿はGreaybear'd B&B

18時過ぎに到着したらおばちゃんが「これからディナーに出かけるから簡単に説明にするわね。はい、部屋の鍵。玄関の鍵はかけたことないから」と玄関の鍵はかけずにでかけてしまった。その後、私も夕飯を食べにでかけたので家は開けっ放し。長閑な街のようです。

今日の食事

漁師小屋で生牡蠣(ホースラディッシュとレモン添え)
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Mateus Restaurant @ Mahone bay でシーフードチャウダー
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Fish shack @ Lunenburgでロブスターバン(ホームメイドフライトポテト添え)
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今日の気づき
ポーターエアラインの待ち合いのスナックが4年前よりしょぼくなっていてガッカリ。でも国内線なのにいまだワインを無料で提供。運転があったのでトマトジュースにしたけど。
ノバスコシアの運転手達はオンタリオよりもずっとおっとりしている。あおる人がほとんど居ないし、常識的なスピードで運転している。
ルーネンバーグの街は飼い猫がふらっと街歩きしている。
ノバスコシアは観光が経済の大きな役割を果たしているせいか観光客に優しい。オンタリオでのフレンドリーに見せかけたただのおしゃべり好きとは違う。
漁師小屋では白人の若いお姉ちゃんが私や中国人観光客が頼む生牡蠣を必死にこじあけていた。詳しくは書かないがシュールな絵面だった。



# by gratulerer | 2015-06-16 21:59 | 旅日記

暴れ犬代表ラブラドールのマールのトホホネタです
by gratulerer
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